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茶摘み
娘が通っている農業高校のPTAでお茶摘み研修がありました。
子どもは勝手に勉強させておいて、大人の農業体験です。(東京、2003年5月18日)
まずは教室で、お茶について勉強。産地、種類、製法など。
有名な静岡茶や狭山茶も各地のお茶をブレンドしてあるそうです。また、味がいいものと香りがいいものは蒸し方が違うので、両立させようとすればこれもブレンドが必要とのこと。
ガンの予防に注目されていること――などなど。
農場の茶畑で茶摘みです。
新茶摘みは「一芯三葉」というそうで、ひとつの枝先から先端の新芽3枚を摘むそうですが、この日はすでに1番芽は摘んだ後なので、柔らかい葉を摘んでくださいとのこと。1番芽の摘み時は年によって違い、ほんの数日間だそうです。
出たばかりの葉は、黄緑で柔らかです。
農高の茶畑は最小限の年3回しか農薬を使わないそうで、その分、害虫もいます。
チャドクガは茶につく蛾の幼虫。毒があって、触るとかぶれるそうです。
茶摘みの時には、気をつけて、触らないようにします。
40人が小一時間ほどで収穫は15キロくらい。
これでは足らないので機械でも摘みます。茶摘み機は巨大なバリカンです。あっという間に摘んでしまいますが、葉っぱは途中から切断、枝も一緒に入ってしまいます。
生徒たちは一人2時間4キロがノルマだそうで、なかなか大変だと思います。
摘んだ茶葉は、製茶工場でお茶になります。
蒸す、揉む、乾燥する――ベルトコンベアに乗って次々と工程を通っていきます。こういう機械はカムやクランクが回転したり往復したりで動作がわかりやすい。いかにも機械らしく、見ていてあきません。
1週間ほど自然乾燥させてできあがりだそうです。楽しみに待ちましょう。