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ヤマハンノキ染め
森を歩くとマツボックリを小さくしたようなヤマハンノキの実が落ちています。
この実は染め物に使えると教えられて、さっそくやってみました。(実験地は東京、2001年5月)
ヤマハンノキの実はこんなのです。
去年の秋に落ちたものを春にひろいました。
ほんとうは秋のうちに集めておいた方がいいのでしょう…。
30個使いました(染める布と同じ重さの実が必要です)。
(染めの作業に入る前の準備として、
染める布を2倍にうすめた牛乳に30分ひたし、よく乾かしておきます。)
実のヘタをとって水から25分ほど煮出します。
実を煮出している間に、染める布を「しぼり」ます。
布は2枚。1枚は、小石を包むようにして輪ゴムで固く巻きます。
もう1枚は、ただ固く結んだだけにしました。
煮出した汁をざるでこしてから、
布を入れて、また30分くらい煮ます。
みょうばんを溶かした液に20分漬けます。
水洗いしてから、また煮汁に戻し、20分ほど煮ます。
煮汁に入れたままさまし、「しぼり」をはずして
水洗いします。これで、できあがり。
左が「石しぼり染め」、右が「結び染め」。
どうでしょう、
素朴でなかなか味のある感じじゃないでしょうか?