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イヌタデとハナタデ、似ているけれど…

2008年10月13日(月)体育の日 晴れ

浅間山のんびり散策レポート34


アキノキリンソウ
アキノキリンソウ

 午後2時、日なたの気温は25℃。
 気持ちのいい秋晴れです。きょうも大学3年の上の娘と一緒。三連休の最後の日、浅間山には何組もの家族連れが来ています。犬の散歩を兼ねていたり、小さいお子さんとどんぐり拾いをしていたり、みんなのんびり、ゆったり。

オオジョロウグモ
ヒメハラナガツチバチ
(上)オオジョロウグモ
(下)ヒメハラナガツチバチ

 * きょう見られたもの(聞こえた鳴き声)

 《草花・木の実》
 キツネノマゴ、ヌスビトハギ、アキノキリンソウ、ノハラアザミ、ミズヒキ、キンミズヒキ、イヌタデ、ハナタデ、ヨメナ、ママコノシリヌグイ、チヂミザサ、チカラシバ、ブタクサ、セイタカアワダチソウ、ススキ、コウヤボウキの花、ヒイラギモクセイの花(白)、ガマズミの実(赤)、ヘクソカズラの実(褐色)、ニセアカシアの実(平べったい茶色のサヤ)

 《虫・クモ》
 モンキチョウ、ヤマトシジミ、ヒメハラナガツチバチ、オオジョロウグモ、カマキリの卵のう

 《鳥》
 ヒヨドリ、コジュケイ、シジュウカラ、エナガ、モズ、コゲラ、カラス

ヒイラギモクセイ
ニセアカシア ヘクソカズラ
(上)ヒイラギモクセイ
(下左)ニセアカシア、(下右)ヤマノイモ

 * 私が気になったのは…

 ハナタデ――梅雨のころ、ドクダミの群落があったやや湿った場所に密生していた花です。イヌタデ(別名あかまんま)に似ているけれど、ひょろりとした印象で、花の色も淡いものが多く見られました。
 イヌタデとのはっきりした違いのひとつは葉っぱの形だそうです。

ハナタデ
ハナタデの群落
 ヒメハラナガツチバチ――セイタカアワダチソウの黄色い花の蜜を吸いに来ていました。  なんとなく嫌われ者のイメージのある帰化植物のセイタカアワダチソウは、意外に花の少ない秋の貴重な蜜源植物なのだそうです。

 ヒイラギモクセイ――きすげ橋のたもと付近を通りかかったとき、濃厚な甘い香りが漂ってきました。娘と二人で「何の香り?」「どこ?」とキョロキョロ。しばらくしてギザギザの葉っぱがいっぱい茂っている大きな樹に小さな白い花が咲いているのに気がつきました。なるほど…。



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