浅間山レポート(top)レポートもくじ / レポート32

念願かなってシバグリの実を拾えました――

2007年10月7日(日) 晴れ

浅間山のんびり散策レポート32


アキアカネ 森の窓
アキアカネ 森の窓から見えた高層マンション

 午後1時、日なたの気温は26℃。風に乗ってキンモクセイの香りが街中にただよっています。

イヌタデ
イヌタデ
ヒガンバナ
ちょっと色あせたヒガンバナ

 いつもの”なんにもない原っぱ“(私が勝手につけた名まえです)から浅間山公園に入ります。最近、草刈をしたばかりの様子で、原っぱ全体の草が芝生程度に短くなっています。
 レジャーシートを敷いて、のんびり寝ころがっている子連れの家族が一組。浅間山には寝ころがる場所はほとんどないので、珍しい気がしました。なるほど、こういう場所もあったほうがいいですよね。

 さて、雑木林の中の日陰の歩道に入ります。何種類ものドングリがいっぱい落ちています。歩いていくと、ドングリを拾っているらしい親子、おじいちゃんと一緒に散歩に来ている孫の男の子たち、など秋の山を楽しんでいる人たちの姿がちらほら。

 遠くからも目を引くような派手な花や大きな群落はないけれど、秋らしい草花をたくさん見ることができます。ミズヒキ、キンミズヒキ、ヌスビトハギ、キツネノマゴ、イヌタデ、野菊の仲間(カントウヨメナ?)、ノハラアザミ、ヒガンバナ、ガマズミやゴンズイの赤い実、ミズキの青い実。
 オオジョロウグモの姿も目立ってきました。

 久しぶりに初秋の浅間山をざっとひと回りして気がついたのは、ノガリヤスのようなイネ科の植物があちこちに増えて、ふわっとした穂を風にゆらゆらさせていたこと。自然にいつの間にか植物の分布が変わっていくのですね。
シバグリ シバグリ
シバグリのイガ シバグリの実
 そして、山の南側すぐそばに明治大学野球部の合宿所ができたため、グラウンドで練習中の学生たちの声が散歩をしている間ずっと聞こえていたこと。ぜいたくなことを言っていると思われるかもしれませんが、静けさがさらに失われたのだなぁと実感。残念です。

 ところできょうの散歩の収穫は、シバグリの実をきれいな状態でいくつか拾えたこと。ちょっとうれしい気持ちでした。
 (夕食後、小さな5粒の栗をゆがいて食べてみました。その味は…、栗であることは確かでしたが、控えめすぎる甘さは浅間山の栗らしい感じでした!)


浅間山レポート(top)レポートもくじ / レポート32
前へ | レポートもくじへ | 次へ

(C)2007 浅間山のんびり散策レポート