浅間山で咲くヒガンバナ
この山に秘められた力を実感しました
2002年9月22日(日) 曇
浅間山のんびり散策レポート30
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オクラの花 | オクラの実 |
午前9時55分。26℃、「秋分の日」の一日前。一週間ほど前からモズの声が聞こえるようになりました。「天気はゆっくりと下り坂」との天気予報を聞き、雨が降らないうちに久しぶりに浅間山を散歩することにします。ちょっと中途半端なこの季節、どんな出会いがあるでしょうか?
きょうは夫と上の娘と私の三人です。
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カマキリ |
浅間山に入る手前の露地栽培のオクラの畑にまだ咲いているオクラの花があり、とてもきれいなので写真を一枚。
さて、いつもの入口。さっそくクズの上でじっとしているカマキリを見つけました。
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ヒガンバナ |
雑木林の中の道に入ると、足元にはミズヒキやヌスビトハギ。そしていろいろなキノコ!(相変わらず不勉強でさっぱりわかりません)ミズキの木に青紫の実がなっているのも確認できました。ヒヨドリが大好きな味だとか本に書いてありましたが……。
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きのこ1 | きのこ2 |
富士見坂ではゴンズイの赤い実をよく観察できる場所があります。それにしてもおもしろい形、つくりもののようです。
あずまやの前を通り過ぎて桜の木のあるまん中の草はら。大きいブラシのようなチカラシバが目につくけれど、あっ、まっ赤なヒガンバナがところどころに咲いていると思って進んでいくと、ありました! 小さな群落。毎年この季節はいろいろな都合でなかなか来られないので、浅間山のヒガンバナを見るのは初めて。ありがたいことです。
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アザミ |
あとは「すその道」をぐるりと回るようにしておみたらしの前を通るコース。あちこちで立派なオオジョロウグモの姿が見られます。
そしてきょうの散歩の最後を飾ってくれたのは柵の上にとまっていたアカスジキンカメムシの幼虫でした。家に持って帰って手元で観察をつづけたいとさんざん迷いましたが、やはり自然の状態が一番いいだろうとあきらめました。もうじき幼虫のままミズキの落ち葉の下あたりで冬を越すのでしょう。来年、成虫になったらまた会おうね。