あれ!? ドクダミってこんな匂いでしたか?
ずいぶん長い間ひどい悪臭だと誤解していました
2002年5月26日(日) 晴
浅間山のんびり散策レポート29
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ドクダミ |
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ホタルブクロ |
午後1時30分。日なたの気温はもう26℃、でも気持ちのいい風が吹いています。
きょうは中三の上の娘と二人(デジタルカメラも彼女が担当)。
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ジャコウアゲハの幼虫 | 食痕 |
まずは例の“なんにもない原っぱ”でのんびり。
クズのつるが伸びています。カモジグサ、ハルノノゲシ、ヒメジョオンが目につきます。タケニグサの葉もかなり大きくなってきました。オオマツヨイグサはまだそれほど背丈が伸びていません。
うす紫色の小さなチョウ、ヤマトシジミが地面に近い位置をヒラヒラ飛んでいます。
そして、シジュウカラとヒヨドリの声。
次は、桜の木のある別の草はらへ。日陰の場所にはドクダミの白い花が咲き始めていました。この花の白はなぜか清潔な感じがします。あ、そうでした、白い花びらに見えるのは総苞片で、黄色い穂のようなものが本当の花なのです。葉や茎は変な匂いがするとずっと思いこんでいたのですが、現在の私にとってはすがすがしい匂いとも思えるのです。
ミズヒキの葉も大きくなってきました。
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エゴノキの花のあと |
さらにもう一か所、日当たりのいい場所へ移動。金網フェンス沿いにもう夏の雰囲気の植物が姿を見せています。ツユクサ、ヒルガオ、ノビルの花、ママコノシリヌグイ、そしてホタルブクロ。 浅間山にはけっこうたくさんムラサキシキブの木があるのですが、小さな花のつぼみをたくさんつけています。
連休の頃、ウマノスズクサの葉の裏に産みつけられていたジャコウアゲハの卵はどうなったのでしょうか? どんどん孵化してこげ茶色の幼虫があちこちについているのが確認できます。
できるだけたくさん成虫まで育つことを願っているのですが、自然の状態ではサナギにまでなれるのは5%以下、成虫になれるのは生まれた卵のうち1〜2%なのだそうです。きびしいですね。
エゴノキの花はもうみんな散ってしまいましたが、早くもうす緑色の小さな実をつけ始めているものもありました。