ひゃあ、やられた! コセンダングサの
タネが服にいっぱいへばりついています。
2001年7月21日(土) 晴
浅間山のんびり散策レポート22
午後10時20分、気温はもう33℃。きょうもよく晴れて風があります。
2週間ぶりの浅間山、中学2年の長女と二人で散歩です。
いつもの“緑のゲート”――2週間前よりさらに背丈の伸びたオオマツヨイグサに黄色い花が咲いていました。15のレポートからずっと「オオマツヨイグサ」と決めつけてきたのですが、じつは花を見るまで少し不安だったのです。それにしても一番のせいたかのっぽさんは2メートル50センチぐらいありました!
この入口の草はらだけでもいろいろな虫を見かけます。きょうは交尾しているコガネムシがあちこちに。
ショウリョウバッタ、モンシロチョウ、モンキチョウ、ヤマトシジミ、アゲハチョウ、そしてとてもあざやかな緑色のアオカナブン。ほんとうにおしゃれな色です。
きょうも山すそを時計と逆周りに1週するコースです。
イヌザクラの大木の近くにヤマユリがまだ咲いているところがありました。
ヤマノイモのようなつる性の植物にからみつかれ、おまけにクモの巣まで張られてちょっとかわいそうかな。
バッタがたくさんいる草むら。ほとんど雨が降らないカラカラ天気で茶色く枯れかけている草もあります。このあいだよりも大きくなったような気がするショウリョウバッタがキチキチとおもしろい音をたてながら飛んでいます。
金網のフェンスにはヘクソカズラやヤブガラシが小さな花を咲かせています。
このあたりでコセンダングサの花が終ったあとのタネをうっかりTシャツやズボンにいっぱいくっつけてきてしまいました。虫メガネでよく見るとすごいしくみなんですね。
神社下のクマシデの木の下を通りかかったとき長女が上を見上げて「なんだこれ? ホップ?」と聞くので見てみるとたくさんのうす緑色の果穂が風にゆれていました。直線的な葉脈をもつ葉もおもしろいし、目に楽しい樹木です。
ぐるっと回って“おみたらし”、予想どおり干上がっています。
何か元気なものはもうないかなと思いながら散歩も終わりにちかづいたところで新小金井街道沿いに橙紅色のオニユリの一群に会えてホッと安心。去年は「コオニユリ」と紹介してしまいましたが、ここにあるように葉のわきに黒い珠芽がつくのは「オニユリ」だそうです。
このほかきょう見つけたもの――ジャコウアゲハ、クロアゲハ、アオスジアゲハ、ジョロウグモ、キンミズヒキの花もありました。
捕虫網をもった親子連れをふた組見かけました。
もう夏休みですね。それにしてももっと雨が降ってほしいものです。