キツネのボタンが咲いています。
キンポウゲの仲間ですから花びらは“ペかっ”とツヤあり。
2001年6月17日(日) 曇ときどき晴
浅間山のんびり散策レポート19
午後1時50分、日なたの気温は27℃。くもりときどき晴れ、少し蒸し暑く感じます。
きょうは子どもたちは朝から祖父母の家へ出かけ、夫は用事があり、私ひとりの散歩です。
クズの葉の変化 |
![]() |
日差しの強いとき くもりの日や朝夕 夜 |
お決まりのようにいつもの入口から、クズとオオマツヨイグサの“壁”の間を通って進みます。
とにかくあちこちにどんどん伸びていくクズですが、日差しが強いときは3枚の葉を立てて白っぽい裏面を見せるようにしています。
ヒメジョオンも1メートルぐらいの丈まで伸びています。ヒメジョオンは虫たちのスーパーマーケット。ハチやチョウが何種類もやってきます。
雑木林の中の歩道。梅雨時ですから地面にはさまざまな色や形のきのこがニョキニョキ。でも残念ながら私には何が何やらさっぱりわかりません。
ホタルブクロはあちこちでまだ咲いています。白くて大きな花を咲かせていたり、小さくて紫色の濃いもの、赤みがかったものなど場所によっていろいろです。
去年の秋の終わりに“草もみじ”のとても美しかった草はら。
あのとき赤くなっていた草が何だったのかを調べたくてゆっくり歩いてみましたが、結局まだわかりません。
ここにはいまドクダミ、カタバミ、シロツメクサ、ヘビイチゴ、ナワシロイチゴ、クサスゲ、キツネノボタンなどがあります。
キツネノボタン |
![]() |
集合果 花 この葉がボタンに似ている? 花びらの表面にはクチクラ (=キューティクル)があるという |
そしてきょうもジャコウアゲハの幼虫の健康チェック(!?)。他の草が茂るのに反比例するようにウマノスズクサは幼虫に食べられていくので、きょうは本当に見つけるのに苦労しました。
が、やっぱりいました。体長4センチぐらいのたぶん終齢幼虫。1匹でも多く成虫まで育ってほしいものです。
日当たりのいい西側斜面です。ここはいわば「表ステージ」でしょうか?
オカトラノオの花穂、下の方から白い花が開き始めました。たくさん咲いています。だいたいみんなシッポを同じ方向を向けているなぁ。
ヒヨドリバナもつぼみがふくらんでいます。
去年、オトシブミの“葉っぱのゆりかご”を見つけたエゴノキには今年もオトシブミがいるようです(この木にはなぜか花が咲きませんでした)。5月に香りのいい白い花をたくさん咲かせた他のエゴノキにはもううす緑色の実がなっていました。
そしてきょう最後のチェックはヤマユリ。わぁ、もうつぼみがついています。あの強い芳香を放つ豪華な花が開くのを心待ちにしています。
さて、散歩をしながらのメモをまとめるようになってから、今回でだいたい1年になりました。
ささやかなレポートですが、応援してくださっているみなさん、ありがとうございます。
そして、愛情をもって草花や樹木の手入れをしてくださっている浅間山自然保護会のみなさんや公園管理の仕事をされている方々にもお礼を言わなくてはなりません。
いつもありがとうございます。
これからも私はのんびりと散歩させていただくつもりです。