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ウツギの白い花が満開です。
もう“夏は来ぬ”でしょうか?

2001年5月20日(日) 晴

浅間山のんびり散策レポート15


ジャコウアゲハ幼虫
ウマノスズクサで育つ
ジャコウアゲハの幼虫
オトシブミの揺籃
オトシブミの揺籃

 午前9時45分、日なたの気温はもう25℃。
 風が強く、夕立もあったきのうとはちがい、風もなく、いいお天気です。
スイカズラ
スイカズラの花
ナワシロイチゴ
ナワシロイチゴの花

 きょうは家族4人で散歩です。中学2年の長女はトカゲやヘビが目的。小学4年の二女は食べられる果実に関心あり。カメラ担当の夫も一緒です。

 いつもの入り口。先週に比べてクズがいちだんと茂り、おそらくオオマツヨイグサでしょう、葉っぱをたくさんつけた背の高い草が伸びています。
 春先に夫が腹ばいになってタチツボスミレの花の写真をとっていたのと同じ草はらとは思えないくらいです。

 雑木林の中に入ってすぐわかったのはエゴノキの花盛りはもうすぎてしまっていたということ。
 きのうの風と雨のせいか、ほとんどのエゴノキがもう花を落としていました。

 さて、元気を出してジャコウアゲハの幼虫さがしです。散歩をしながら足元をよく見ていくとジャコウアゲハの幼虫の食草(しょくそう)のウマノスズクサが公園内のあちこちに増えていることに気づき、うれしくなりました。
 とりあえずいつもの場所へ。ヨモギや他の草が茂ってわかりにくくなってきていますが、虫食い痕のあるウマノスズクサをたんねんにさがして葉っぱを裏返してみると、いました、いました。ジャコウアゲハの幼虫が大きくなっています!
ウツギ
ウツギの花
 チョウのメスは一般に条件がいいと1匹が一度に400個ぐらいの卵を産むそうですが、そのうち成虫になれるのは1〜2%ぐらいなのだそうです。
 つぎにあうのを楽しみにそっと葉っぱをもとに戻しておきます。
エゴノキ
エゴノキの花

 クワの木のある道です。
 お目当てのクワの実はかなり色づき、もう濃い紫色になっているものもありました。少しお味見、ウーン、なかなか……。

 スイカズラはまだまだ花をつけています。白い花は咲いたばかりのもの。黄色になっているのはもうしおれる寸前、そのため金銀花とも呼ばれるそうです。
 ナワシロイチゴにも優しい色の花が咲き始めました。
 この道のノイバラは残念ながらもうきれいに咲いているものがありません。
 そのかわり、ウツギの白い花が満開です。初夏の花として知られる「ウノハナ」のことですね。
 斜面にはまだまだムサシノキスゲが咲いています。
 きょうも何人もの男女が花にカメラを向けていました。

 新小金井街道に面しての日当たりのいい木道のほうでようやく満開のエゴノキを見つけました。これで満足です。


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