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キンランが咲いています

2001年4月22日(日) 晴れ

浅間山のんびり散策レポート11


ベニシジミ
ベニシジミ
ジャコウアゲハの卵
ウマノスズクサの葉の裏に産み
つけられたジャコウアゲハの卵
サワフタギ
サワフタギの花
キンラン
木陰で輝くキンラン
マルバスミレ
小さなマルバスミレ

 午後1時10分。気温は22℃まで上がっていますが強い風のためそれほど暑くはありません。
 いつもの入り口から散歩を始めたとたん、タンポポの花に止まっているベニシジミを見つけました。
 そしてすぐヒラヒラと小さなうす紫色のチョウが…、ヤマトシジミです。
 なんとなくいろいろなチョウに会えそうな予感です。

 あっ、キンランの黄色い花です! すっきりと咲いています。先週は全然気がつきませんでした。
 雑木林の中は強い風に吹かれて咲き終わったコナラの花穂が雨のように降ってきます(毛虫みたい?)。
 白い花を咲かせているのはサワフタギ。この季節、春から初夏にかけて雑木林には白い花が次々に咲き、どれもみなそれぞれの清そな美しさがあり、「甲乙つけがたい」とはこのことでしょうか。

 ムサシノキスゲも茎をぐんと伸ばし、つぼみも大きくなって、中には花の色がほんの少し透けて見えるものさえありました。来週あたりはもう咲いている花が見られるかもしれません。

 前々回、カナヘビをつかまえた草むらでは今日も小さなカナヘビを見かけました。日当たりのいい場所なので、アゲハチョウ、クロアゲハを見ることができました。
 マルバスミレの白い花も確認。ほんとうに小さいけれどなるほど花はスミレです。

 さて、もう一か所のチョウとよく出会う場所に移ります。
 きょうあたりはきっと、と予想していたとおりジャコウアゲハの幼虫の食草――ウマノスズクサがあちこちに姿を見せてくれています。そして念のためと思って裏返してみるとジャコウアゲハのメスはもうちゃんと卵を産みつけていました。そっとしておきましょう。

 クワやコウゾはもう実をつけていますが、熟すのはまだまだ先です。
 ヒトリシズカはどうなっているかなと草むらをさがすと先週白い花のまわりを囲んでいた茶色い4枚の葉が緑色に変わって大きくなり、他の草と区別がつかないくらいになっていました。

 大きなミズナラの木の上の大きな巣ではきょうもカラスがお仕事中。そのうちカラスの赤ちゃんを見られるでしょうか?


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